MDPOPE(Most Disturbed Person on Planet Earth)
世界最悪の映画の1つとされる作品『MDPOPE』を見てきたのでその報告をしようと思う。
先に言っておくが世界最悪とされているのはクオリティが低いとかいう話ではない。悪趣味な内容しか含まれていないという意味である。
まずこちらの画像を軽く見ていただきたい。こちらはDisturbing movie icebergという画像で、要はこの世に存在するものの中でも特に恐ろしく、見てしまえばトラウマを植え付けられるような映画をレベル別に紹介したものだ。
この画像の1番下の区に本作品の名がある。これはこの作品がこの世に存在する映画の中でもトップクラスに危険な内容であることを示している。
そんな映画を無事最後まで見切ることができたので、早速その刺激的な内容に触れていこう。
以下閲覧注意!今までの記事の中でも特に恐ろしい内容です!自己責任で!
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上映時間は約2時間半、61種類の過激映像が次々と流れてくる。映像によっては複数の属性を持つためその場合は重複して数えていることを前提とすると、性的な映像が34種類、汚物が11、動物虐待が11、暴行が9、身体改造が8、殺人/死体が6、そして奇形映像が4種類含まれているという感じ。ちなみに本作は映画と言っているが、当然これらの映像(の少なくとも大部分)は作り物ではない。アニメ映像とかは別だが。
61種類の映像全てを紹介すると長くなると思うので、属性ごとに「これは特にひどい!」と思った映像を紹介していこうと思う。
まず1番多かった性的映像から。私が1番目を背けたくなったのは、行為後に女性が脱肛しているところを映している映像である。海外ではGoatse Girlという名で知られている。私はこの映画でいくらでも汚物を見てきたが、その汚物よりもこの脱肛を見る方がきつかった。グロすぎる、まるでエイリアンゲームにでも出てきそうな真っ赤な巨大ワームであった。出来ればもう2度と見たくない。
汚物映像で1番きつかったのは女性2人が嘔吐し合う映像だ。嘔吐し合うという言葉が自分で言っててもなんかおかしい気がするのだが、まぁとにかくそんな映像だ。大便が出てくる映像を見ても大便をしたくはならないが、嘔吐している映像を見るとこちらまで吐きそうになる。なので私はこちらの方が苦手なのだ。
順番的に動物虐待の映像を紹介する番だが、諸事情でこちらは最後に回す。
暴行映像で1番きつかったのは13歳の子どもに対する暴行映像だ。子どもがこの対象となるのはとても悲しいことで、行為自体は殴られたり蹴られたりしているだけだが、子どもの怯えた表情を見るととても平常心ではいられない。ちなみに他には妊婦に対する暴行や男性を集団でリンチする映像もあり、どれが1番ひどかったかを決める際には結構迷った。
身体改造映像でひどかったのはやはり男性が尿道にドライバーを入れている映像だろう。しかもこの男、よりにもよって持ち手(柄)の方を入れている。正気か?そしてこのドライバーを抜き出すのだが、その際に血が出ている。冷静に出血を見つめている場合か?さっさと処置をしろと言いたかった。もしかしてこの出血さえも楽しんでいたのだろうか。もしそうであればもうこの男にかける言葉はない。
殺人/死体部門では「ウクライナ21」と呼ばれる映像がきつかった。こちらは検索してはいけない言葉にも載っている。「おっさん2人」や「1 lunatic 1 ice pick 」も本作に有る。人によってはこれらの方がきついと思うだろうか。そう言う人がいても全くおかしくはないぐらい、きつい映像が多かったように思う。
奇形映像では…正直そこまできつい映像はなかった。奇形の男性、女性がそれぞれ行為をしている映像や股間辺りが異様に大きく膨らんでいる男性たち、またアレが8本生えている男性の映像があった。しかし繰り返すがトラウマになりそうな映像はない。
そして最後に動物虐待の映像。これは2本紹介させていただこう。1本目は女性がハイヒールで子猫を踏み殺す映像。こちらは目を的確に踏み抜いていたので私は目を堪らず逸らした。そしてもう一本は、女性が兎をハイヒールで踏み殺す映像だ。どちらの女性も笑いながらこれをやっており、私はいらだちを感じながら見ていた。そしてこの映像が本作のラストを飾っていたので、私はとても不愉快な気分でこの映画を見終えることとなったのだ。この文章を打っていてもため息がでる。
MDPOPE、正式名称をMost Disturbed Person on Planet Earthというが、これは本作の制作者自身のことを指しており「地球上で最も心をかき乱された人」という意味である。これだけの悪趣味映像をかき集め、MDPOPEとして一本の映画にまとめ上げるという作業を経ればどんな人間もトラウマを抱えるだろう。本当にひどい映画であった。
危険な映画と言われるとどうしても好奇心が湧いてくる人がいると思うが、この映画は特に自分の心臓の強さに自信を持っている人だけが挑戦した方が良いと思う。体調を崩してまで見て、それで得られるものがこの映画にあるとは…到底思えない。