Disturbingなコンテンツ

閲覧注意。心がかき乱されるような内容です。

『ソドムの市(Salo, or the 120 days of Sodom)』

普段はショックメンタリー映画ばかり見ている私だが、今回はストーリーのある過激な映画を見てみようと思い、「Disturbing movie iceberg」に載っていた悪趣味映画『ソドムの市』を選んだ。f:id:JLD:20240315210102j:image

レベルは8が最高だとすると本作は3。一見しょぼく見えるが、あの『ムカデ人間』ですらレベル2であるのでこの映画もただものではないことが分かる。レベル3には他に『ミッドサマー』『食人族』『グリーンインフェルノ』など。

以下内容に入っていくので…閲覧注意。

 

 

 

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権力者たちに連れてこられた若者たち20人ぐらい。服を脱がされ裸を見せることを強要される。男子も。品定めをされるようにジロジロ見る権力者たち。

1人脱走を試みるも撃たれる。無念。車の中から「果たして逃げ切れるかな?」と愉快そうに見ている寄り目のおっさん。

ピアノの演奏をバックになんか言ってる女性。映画視聴前からちょくちょく聞いていた情報によると、この女が碌でもないことを口走るために若者たちは変なことに巻き込まれていたらしい。ある意味元凶。

脱走を図った女子も捕まった。無念。

裸で働かされている女子たち。その内1人が男に襲われ、アレされる。するとすごい絶叫。その様子を見ていた寄り目のおっさんが立ち上がり…ん?あれは自分の尻を周囲に見せびらかしているのか?変態だなぁ。

そうしてこの変態は襲われている女性の元に近づいてやっぱりひどいことをするのか、と思ったら襲っていた男の方にアプローチしていき、結局彼に尻を差し出す。な、え、一体何が起こっているんだこの空間は?色々起こりすぎだろう!構ってもらえて嬉しそうなおっさん。

皆の前でマネキンといちゃつかせられる女性。しかし上手くできないのか(そもそも皆に見られているあの状況で誰が上手くできるのか)、自信なさげ。するとここで男性が見本を見せる。「こうするんだぞ!」と。まぁ…いい勉強になったんじゃない?

扉を開くと喉を切られて殺された女の子。逃亡を図った子かな?

結婚式をさせられる男女。周りにいた若者たちは観客役をやらされていたが結局退出させられる。注文が二転三転するので忙しい。そして残された2人はいちゃつくことを命じられる。しょうがないのでいちゃつくか…とその気になってきたところで「やっぱり俺らがやる!」と男たちが乱入、新郎新婦が襲われる。どんな結婚式だよ。更にはもう1人別の男が来て、襲っている男の尻を堪能。本当にどんな結婚式だよ…。

権力者が若者の女性とトイレへ。小便器と大便器があるが、女性に大便器を使わせて自分はもう一方を。しきりは無し、女性をガン見しながら小を済ませる男…事案でしょ。

犬の真似をさせられる若者たち。餌付けもできる。こうして尊厳を破壊していくのか。

見終わった後で書いているので詳しいことは忘れたが、生意気なことをした女の子が釘を何かに入れて食わされる。血がダバーと出て痛そう。私も見ていて嫌な顔をした。

男の子好きダルマ髭親父が突然排泄をし出した。この男に恥の概念はない、無敵である。そしてそれをスプーンで女性に食わせる。当たり前だがめちゃくちゃ嫌そう。まぁでも反抗できないので食うしかないね。

そしてこの地獄は皆に共有される。全員で(権力者たちも)排泄物の食事会をすることに。全くもって普通の料理のように食べる寄り目のおっさんの隣には、その顔を見た瞬間にもう食べる気がないことが分かる男性。しかし食事会で飯を食べないことが許されるはずもなく、隣のおっさんによって通常の数倍のペースで口に料理を運ばれてしまうのであった。

最終盤には拷問&処刑が行われる。ようやくグロシーンが登場。股間を炙る、胸も炙る、舌をナイフで切る、絞首刑に処す、目をナイフで切って目玉を取り出す、おでこを切って頭皮を剥がそうとする、鞭で打つ、胸に焼きごてを当てる…と怒涛の残酷行為。特に目と皮剥ぎが見てて嫌だったなぁ…。そして最後まで希望が見えずに終了。

 

いやぁ、悪趣味な映画だった。権力者たちが変態で性格も悪いとなるとこういう結末になるのも当然だったか。自分の上に立つ人間は選びたいものだ。