Disturbingなコンテンツ

閲覧注意。心がかき乱されるような内容です。

『August Underground』

今日の映画レポートは『August Underground』について。この映画はDisturbing movie icebergのリストにも載っている、悪趣味映画である。下の画像の上から3つ目の区画に本作の名前がある。f:id:JLD:20240319153611j:image

トラウマ度を数字で表す場合、最高レベルが8とすると本作は3である。毎度言うが『ムカデ人間』のレベルは2であり、レベル3には他に『ソドムの市』『食人族』『マーターズ』などがある。つまり一般映画(?)の中では最上級のえぐさであると言えよう。

ちなみに本作は3部作のうちの1作目であるが、続きを見る予定は今の所ない。気分次第である。

それでは本編に入っていこう。以下閲覧注意!

 

 

 

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野外で水撒きをしている男。その男にカメラマンはついていき、建物の中に入る。

地下に続く階段を下っていくとそこには裸で椅子に拘束された女性がいる。血まみれで既に色々されていたようだ。よく見ると左の乳首がない…切り取られている…

浴槽を映すとそこには男性の死体が。こちらは既に息絶えているのか。カメラを女性の方に戻し、なんか喋りながらバケツの中の黄色い水を頭からかけた。これはまさか…いや、ただの腐った水の可能性もあるが…。そういえば周りに茶色く汚れたバケツもあったが…まさかな。

この女性、相当腹が減っている様子。男たちはりんごを食べさせてあげるふりをして遊んでいる。

急に映像が切り替わって、車を運転している画になる。女性を車に連れ込んで、「お金あげるから体見せてよ」的なことを言っている。女性は渋々(というか怖がっているかもしれない)体を見せてあげると喜ぶ男たち。しばらくして男の1人が外に連れ出し、楽しもうとする。カメラマンは車に残ってその様子を撮影。

すると急に男が女性を押し倒してマウントポジションをとり、顔面を殴打する。ひたすら殴り続けていると、カメラマンはめちゃくちゃ笑っている。この人たちは女性とあれこれするよりも暴力を振るう方がよっぽど好きなのだろうな。

カメラの映像がまた切り替わると、今度は犬が映る短い映像。ここだけ見ると普通の飼い主という感じで、先ほどまでの映像にあったような残虐性は全く見られない。この映画はこんな感じで、度々関係のない(過激でない)映像が紛れて流れてくる。しかし今後はこういったシーンは無視していく。

さきほどの拘束された女性の続き。恐らくこの女性のものと思われる便を胸につけたり口元に持って行ったり。当然この女性は顔を背けるが、それを見てカメラマンはキレ出す。怖すぎるだろう、さっきまで笑ってたのに。

隣でノコギリを持って、男性の死体をギコギコと解体しているお仲間。やはり悪臭はするのかトイレにゲロを吐いている、それを見てやはり笑うカメラマン。ふと女性を見ると、胸からさっきつけた便がポロッと落ちた。それを見てまた大笑い。このカメラマンは「箸が転んでも笑う」ならぬ「便が落ちても笑う」男のようだ。

この女性で遊ぶのはまだ終わらない。特に祝うこともないだろうが頭からビールかけたり、男性の死体から切り取った足の肉の一部を口に入れてテープで口を塞いだり。

また映像が飛んで、小さなコンサート会場へ。観客がバンドの演奏を楽しんでいると思ったら、いつのまにか乱闘が始まっている。それは建物の外に移動した後も続いており、さっきまで非道な行いをしていた男もそこにいた。乱闘が収まっていくときもこの男は似た体型の男性に掴まれたままで、恐らく暴れようとしていたのを止めてくれていたのだろう。この人はいい仕事をした。

映像が前後しているが、次に映るのはぐったりしている先ほどまでの地下室の女性。全く動かないところを見ると、恐らくもう…。

次の悪行のターゲットはおばあちゃん。荷物を持ってあげる好青年を演じておきながら、家に上がり込めば殺害してしまう。…その手に持っているのは歯茎か?そんなもの手に持つんじゃないよ。

コンビニでもこの男たちは止まらない。何度か店員を挑発した後、店を追い出されるがすぐに戻ってくる。店員を刃物でひと突きしたら、客のカップルに暴行を加えて、彼氏に彼女の尻を嗅がせる。彼女にも同じことをさせる…のかと思ったら急にバットで頭ゴンするし、気分屋にも程がある。

次の現場はビデオショップか?と思ったらタトゥーを入れてくれる店のようだ。兄弟で経営しているようだが、この2人は連れ去られ皆さまご存知の地下室へ。1人は椅子に拘束されもう1人は地面に倒れ伏している、恐らくもう駄目なんだろう。カナヅチで死体を叩いているところをもう1人に見せ、「しっかりとお前の兄弟を見ろ!」と叫ぶと男性は絶望の表情を浮かべる。やがてその男性も頭をカナヅチで殴打され意識を失う。

次は2人の売春婦?を部屋に呼びつけ4人でいい雰囲気に。そこそこ楽しんだ後に、カメラマンではない方の男と1人の女性が地下室へ先に向かったらしい(地下室ということは…もうお分かりですね)。

しばらくしてカメラマンともう1人の女性も地下へ向かうと…男が倒れた女性の頭をカナヅチで殴りつけているではないか。それを目撃した女性は叫びながら出口へ向かう。当然それを逃すつもりのない男が階段を駆け上がるが、スリムとはいえない体型のために軽快な身のこなしができなかったのか階段で躓いてしまい、距離を離される(カメラマンは一体何をやっているんだろうか)。

結局女性は外へ逃げ出し、男たちが急いで後を追いかけているところで映像は切れる。ここでエンドロールへ。

 

この映画…友だちと見ても盛り上がらないだろうなと感じる。一般的な殺人鬼映画は、例えば殺人鬼がかっこよかったり面白かったりで魅力的なことが多いと思う。しかしこの映画の殺人鬼役は多少喧嘩が強いと思われる太めの男と笑っているだけのカメラマンなのだ。どう頑張っても魅力は見つけられない。

また残虐シーンについても、他の映画なら「うわっグロいな今の!」とか「残酷だ〜!」と盛り上がりそうなところ本作は「ひでぇ…」ぐらいの感想しか出てこない。

これは作品のリアルさを追求しているからだと思われる。通常の映画なら残酷なシーンを色々な角度から、場合によっては高倍率でズームなどしたりして撮ることも可能である。

しかし本作は「犯人の1人が持っていたビデオカメラを覗いたら発見した映像」を模した作品であるため、通常の映画に比べて色々と制限があるのだ(被害者の破壊された頭部をじっくり映したいが、角度的に犯人の背中と被って見えない、など…)。また、犯人の魅力が必ずしもあるとはいえないのもリアルな点であるし、殺害方法も現実志向のために変わったギミックを使うわけにもいかず結局カナヅチで殴り殺すパターンが多くなってしまうのも仕方ないと思える。

私の結論としては、1人で見るのに適した映画だ、ということだ。もっとも、この映画を見て「楽しかった、見てよかった〜」と思えるかどうかは…保証できない。