Disturbingなコンテンツ

閲覧注意。心がかき乱されるような内容です。

『世界残酷物語 (Mondo Cane)』

映画配信サービスで『Mondo Cane』(世界残酷物語)を視聴(ポスター等画像は著作権に配慮して載せません)。

皆さんはモンド映画という言葉を聞いたことがあるか。これは映画のジャンルで、ショッキングな世界の文化を見ることができるものだ。ドキュメンタリー映画の仲間であるが、かなり刺激の強い映像が多く含まれている。

本作はそのモンド映画の原点である作品。「全て本物の映像である」と謳っているが実際は多くのやらせ映像が紛れているとの指摘を受けている。

Disturbing movie icebergの中ではティア6に分類されている。今回はこの映画について特に印象的だった場面を紹介しよう。

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※画像は載せていませんが、刺激の強めな内容のものも紹介していますので閲覧注意!↓

 

・冒頭からすごい映像だ。抵抗する犬を引っ張って連れて行き、網で仕切られた区画に放り込むと、中にいた大勢の犬が襲いかかる。襲われているシーンはほとんど映っていないが悲鳴が聞こえてくる。なぜこんなことを…

・とある部族が住む島。大勢の女性に追いかけられる男性たち。捕まれば「健康的な欲求」の餌食となる。ただ追いかけてくる女性が多すぎるので、男性たちは必死で逃げている。中々見られない光景だ…

・太らされるガチョウ、マッサージを受ける牛。話には聞いていたがガチョウを思うと心が痛む。ここまでしないといけないのかね?反対に牛はマッサージを受けていて気持ち良さそう(実際にどう思っているかは知らないが)。ただビールを飲まされるのはきつそうだ。

・ガラスの埋まったコルクで自らの足を叩いたり擦ったりして血まみれにする男。真っ赤な足で血を垂らしながら街中を走る。周囲の人間も彼の後を追って走る。キリストの鞭打ちを礼賛している祭りのようだ。

・子どもを食らったサメへの復讐として、口に毒持ちのウニを突っ込んで海へ帰す。1週間は苦しんで◯ぬらしいが、本当か?元々サメのヒレを集めるのが仕事なのだが、あえて生かすあたり恨みは深いのだろう。当然か。

・軍隊のセレモニーの一環として牛を断頭。他のショックメンタリー映画で屠殺場の映像を見た後とは言え、この映像ではそこまでダメージをくらわなかった。というのも、こちらの映像は牛の首をスパッと、一発で、綺麗に切るのだ。ギコギコしないあたり良心的(牛にも視聴者にも)。

ちなみに、牛の首ギコギコは『Faces of Death(ジャンク)』で見られる。なんとニコニコ動画にフルで上がっている…。

・飛行機を崇拝する部族。面白い話。確かに部族からすれば飛行機は超自然的な何かに見えるよなぁと納得。

他にもさまざまな映像があり面白かったが、とりあえず語るのはここまでとしよう。他のショックメンタリー映像とは違い、明るく愉快な映像もたくさんあったので友だちと見たら盛り上がりそうだと思った(当然皆この映画を見通せるほどの耐性がある前提の話だが)。

後日何とYouTubeでこの映画の本編を発見した。動画時間は1:47:41とあったので多分最後まで見られるだろう。